娘さんからお父さんに対する思いについて、色々お話をお伺いしました!
11時10分〜は、人ネットワーク。お客様はタウン誌「街」50年誌 編集委員 渡辺絵里子さんです。
函館や道南の街の情報や暮らす人々を紹介し、愛されてきたタウン誌「街」。
創刊50年を迎える今年の秋号で廃刊となることが決まりました。
「街」の創刊者である作家 故・木下順一さんの娘さんである渡辺さんは、
現在50年をまとめる記念誌の編集に携わっています。
生前はお父様と向き合う機会もなく、送られてきた「街」を読むこともなかったという渡辺さん。
今は、創刊号で前身でもある「函館百点」や「月刊はこだて」を含め、
1冊ずつ目を通し、改めて、この50年の歩みがすごいことだと気付いたと語ります。
木下さんが、暮らす人の心と声が反映するように、函館の粋な精神が込められるように、と
工夫して作られたタウン誌。
作家活動や教室などを行う傍らでの月刊誌の発行は簡単なことではなく、
時には「メモとしてお使いください」と書かれた空白のページが入ることもあったんだとか。
父のそういったユーモアがあったからこそ、続けてこられたこと。
残してくれた活字を通して、父と対話をしている気分になる、と語る渡辺さん。
他の編集委員の方から、知らなかったお父様の姿を教えてもらうこともあるそうですよ。
芸術作品とも呼べる表紙を集めたページや、懐かしい広告のページなど、
若い人にも読んでもらえるよう、目でみても楽しい記念誌を現在制作中。
発行予定は2012年12月12日。
タウン誌「街」は秋で廃刊になりますが、記念誌も情熱を込めて作っています。
ぜひ本屋さんでお手にとり、お買い求めくださいとメッセージもいただきました。
タウン誌「街」編集室 0138−23-8870
本日おかけしたリクエストは、いちむじん演奏の「情熱大陸」です。